庭とつながるウッドデッキ

2025.04.28

リビングやダイニングから続く大開口窓の外に、ウッドデッキを設えることは、暮らしを豊かにする素敵な選択肢です。

弊社では、時を経てもその美しさと強さを保つハードウッドを用いたウッドデッキの製作を多く手がけております。中でも、現在特におすすめしているのが「セランガンバツ」です。無塗装でありながら高い耐候性と耐久性を誇り、公共施設などのデッキにも採用されるほど丈夫な素材です。自然な風合いも魅力で、お庭の景観に優しく調和します。

■ウッドデッキの製作過程

ウッドデッキを作るとき、床の組み方はとても大切です。ここでは、頑丈なウッドデッキがどのように作られるのか、その工程をご紹介いたします。

■土台を組む
まずは、床を支えるための骨組みを作ります。全体を支える束(脚)の部分には角材を使い、それぞれの束は大引でつなぎあわせますが、水平をしっかりとってそれぞれの高さが均一になるように束の長さを調整し、高さを確認しながら作業を進めていきます。実はこの過程がとても重要となりますので、しっかりと水平になるように注意して進めます。

■床板を張る
骨組みとなるベース部分ができたら、いよいよ床を張ります。床は、継ぎ目を互い違いにするのがコツです。そうすることで、強度が増し、材料のムダも少なくなるので効率よく作ることができます。

■ビスで固定し、仕上げる
床板はビス(ねじ)で一枚一枚丁寧に固定していきます。このとき、ビスを埋め込むための穴を少し掘る作業をしますが、その部分や木材の切り口にはささくれができやすいため、紙やすりで丁寧に研磨し、滑らかに仕上げます。このひと手間を加えることで、小さなお子様がいるご家庭でも、安心して過ごせるウッドデッキになります。


ウッドデッキの床は、「土台作り」 → 「大引の水平固定」→「強度と美観に配慮した床板張り」 → 「ビス留めと安全な仕上げ」という段階を経て完成します。これらのポイントを押さえることで、耐久性に優れ、長く愛用できるウッドデッキが出来上がります。DIYに挑戦される方も、ぜひこの製作過程を参考に、理想のウッドデッキ作りを楽しんでください。

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