「リクシルプレミアムサロン」に参加しました

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設計部の長妻です。

先日は、住宅関連の総合メーカーのLIXIL本社（大崎ガーデンタワー）で開催された「リクシルプレミアムサロン」に参加してきました。
このサロンは、長年にわたりLIXILが主催している「LIXIL メンバーズコンテスト」において、特に上位入賞経験を持つ工務店のみが招かれる、非常に名誉ある交流の場です。

LIXILでは1991年より、全国14,000社を超える「Good Living 友の会」会員を対象に、優れた施工事例を表彰する「LIXILメンバーズコンテスト」を開催しています。

弊社は2013年の初応募以来、（2021年のコロナ禍による非開催を除き）毎年入賞を重ねてまいりました。
こうした長年の取り組みと成果が評価され、今年もプレミアムサロンへのご招待をいただきました。

当日は、コンテストの審査員も務められる建築界の著名な先生方による基調講演が行われました。

まず、建築家・伊礼智さんからは、ご自身の自邸を題材に「長く住み続けるために難しくない家づくり」というテーマでご講演がありました。
弊社でも現在、伊礼智さん設計による新モデルハウス「i-works6.0」の計画を進めており、このモデルハウスもまた「難しくない家づくり」という理念をもとに設計が進行中です。

続いて、建築家・三沢文子さんからは「住宅の長寿命化と既存住宅改修」をテーマに、実際の改修事例をもとに長寿命化を実現するためのプロセスについて、具体的かつ丁寧なご解説をいただきました。

さらに、慶應義塾大学教授・伊香賀俊治先生からは、「ライフサイクルカーボンと家族の健康を支える住宅」をテーマに、断熱改修によるLCCO₂（ライフサイクルカーボン）削減や、住まうご家族の健康への効果について、専門的な視点からお話しいただきました。
伊香賀先生とは、もう10年以上前になりますが、弊社のオーナー様にもご協力いただき、「住まいと健康」をテーマとした計測調査を実施したご縁があります。
当時のデータは、住環境が健康に与える影響を科学的に示す大変貴重な資料となり、現在の弊社の家づくりにも通じる重要な経験となっています。

講演後には、「市場環境への対応〜先進性を追求した家づくり」をテーマとしたワークショップが行われ、全国のトップ工務店同士で現場課題の共有や改善策について活発な意見交換が行われました。
普段なかなか得られないトップランナーの知見を直接伺うことができ、とても貴重な時間となりました。

今回の参加を通じて、改めて先進性と技術力の大切さを実感いたしました。
これからもお客様お一人おひとりの想いに寄り添いながら、学びを活かしたより良い住まいづくりに努め、来年もこのプレミアムな舞台にお招きいただけるよう精進してまいります。