ウッドデッキを長く楽しむために。―お手入れのコツ、ご紹介します!

2025.06.23

こんにちは、メンテナンス・リフォーム課の箱守です。

洗濯物を干したり、家族や友人とお茶をしたり、ちょっと腰掛けて庭仕事の休憩をしたり。
ウッドデッキは、日々の暮らしの中でとても便利で、そして心地よい空間です。

柴木材店でも多くのお客様にご採用いただいているウッドデッキ。
その使い方は本当にさまざまですが、いずれの場合も「長く快適に使う」ためには、ちょっとしたお手入れが大切です。

今回は、素材ごとの特性と、それに合ったお手入れ方法をご紹介します。

■ハードウッド(セランガンバツ・ウリンなど)のお手入れ

最近、柴木材店でよく採用しているのは「セランガンバツ」。供給も安定しており、耐久性が高く、メンテナンスの負担が少ない優秀な木材です。

密度が高く、シロアリの被害も少ないので、無塗装でも腐りにくく、健康にもやさしい素材です。

・お手入れは、数ヶ月に一度の水洗いがおすすめ。
・表面に割れやささくれが出ることがあるので、素足で歩く際はご注意を。
・気になる部分は、サンドペーパーで軽く磨けばOK。

ただし、磨きすぎは滑りやすくなるため要注意。木肌のざらつきは滑り止めにもなりますので、ささくれを取る程度でとどめてください。

■レッドシダー・桧などのソフトウッドのお手入れ

こちらの木材は、ハードウッドほどの耐久性はありませんが、定期的にお手入れすれば長持ちします。
特に気を付けたいのが「木材腐朽菌」。木材に胞子が付着し、温度・湿度などの条件がそろうと繁殖し、木を腐らせてしまいます。

ポイントは、

  • 木材に胞子を長くとどまらせない
  • 風通しをよくし、湿気がこもらないようにする

具体的には、1ヶ月に1回程度の水拭きや、
植木鉢を置く場合には脚を付ける or 時々場所を変えることなど、ちょっとした心がけで木の状態が大きく変わります。

暮らしの中で自然と育っていくウッドデッキ。
少しずつ手をかけながら、時間とともに愛着が深まっていく場所でもあります。
コツコツとお手入れをして、ぜひ長く楽しんでいただけたら嬉しいです。

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