人気の外壁材「そとん壁」の施工レポート

2024.06.14

今回は、お施主様からご依頼の多い外壁材「そとん壁」の施工についてレポートします。

そとん壁は、南鹿児島に堆積する火山噴出物「シラス」を使用した左官仕上げの塗壁です。職人の手作業によって仕上げられるため、独特の陰影が生み出す美しさが魅力です。今回は、その施工工程をご紹介します。

まず、大工さんが建物の外側に下地となる板を丁寧に打ち付けていきます。

しっかりとした下地作りが仕上がりを左右します。この工程の後、防水シートとラス網と呼ばれる金網を貼り付けます。

ラス網が貼り終わると、次は下塗りの工程です。

下塗の段階でクラック(ひび割れ)防止のネットを塗り込むことによって、そとん壁の割れ防止を図ります。ネットの塗り込みが終わった後、7日から10日間の養生期間を経て、いよいよ仕上げの工程に入ります。

今回の仕上げは「スチロゴテ仕上げ」と呼ばれる方法で、上塗りの表面をスチロールのコテでなぞることで、材料の中に含まれる大小の粒が転がり、表面に独特の模様が現れます。職人の手仕事ならではの美しい仕上がりとなりました。

柴木材店のYouTubeチャンネルでは、そとん壁の施工工程をさらに詳しく解説した動画をご覧いただけます。今回の仕上げ方とは違う「かきおとし仕上げ」の動画もぜひご覧ください。

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