住まいの外観デザイン

2025.02.08

こんにちは設計部の長妻です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は外観デザインを整えるポイントについてお話しします。

■屋根の形状

家の印象を大きく決める屋根はその形状、軒の長さや出し方によって、多様な外観イメージをつくることができます。まず、私達が設計する家で最も多いのが「切り妻屋根」です。


日本人が「屋根」と聞くとまっさきにイメージするのがこの形ではないでしょうか。三角のシンプルな形のため、コストを抑えやすく、雨漏れのリスクが低いというメリットがあります。また、長い軒は雨や日差しをコントロールできるので、意匠性だけでなく、機能性の面でも優れています。


平屋をお考えの方には、「寄棟屋根」もおすすめです。屋根の頂上で4枚の流れ面が一つになる形状で、4方向の軒先の高さが統一されるため、落ち着きのある佇まいになります。

■窓のサイズとアクセント

開口部(窓や扉)も外観デザインの重要な要素ですが、窓は壁よりも断熱性能が落ちるため、むやみに窓の数を増やすのではなく、デザイン、性能のバランスはもちろん、窓から見える景色など、情緒的な部分にも配慮して厳選して採用しています。

また、出入りできる大きな窓の外部には木製格子戸を設置するケースが増えています。格子戸の目的は防犯や風害対策だけではなく、外部からの目隠し効果もあるのでスクリーンの代わりになるだけではなく、やわらかく温かみのある外観になるのも特徴です。

木製格子戸を格納する「戸袋」を設けることで、窓まわりに統一感を持たせた事例です。


住まいの快適性はもちろんのこと、外観デザインもまた、街並みの一部として重要な要素です。弊社の家づくりに興味を持たれましたら、モデルハウスで実際のデザインをご覧ください。

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