地域に愛され16年!つくば市の小さなパン屋さん「bakery myy」の、暮らしに寄り添う店舗改修

2025.06.27

新築当時の小さなパン屋さん「bakery myy(ベーカリーミィ)」


今回ご紹介するのは、16年前に神奈川県からつくば市へ移住されたご家族が営む、小さなパン屋さん「bakery myy(ベーカリーミィ)」のお話です。

私たち柴木材店とは、土地探しからお付き合いが始まり、住まいとお店をひとつにした「店舗併用住宅」の計画を実現しました。
あれから16年。今も奥様が、ご自宅の一角で温かい手作りパンを提供し続けています。

手づくりパンと、対面販売のやさしい時間。

bakery myyの魅力は、何といってもショーケース越しの対面販売です。
店主である奥様が焼き上げるパンを、近所の方々が楽しみに買いに訪れます。
ガラス越しに交わされる会話は、パンを選ぶ楽しさだけでなく、近所同士の温かな交流が感じられます。お店の周りに流れる穏やかな空気は、訪れる人誰もが自然と笑顔になれる、そんな素敵な雰囲気です。

「もっと気軽に、もっと快適に」をかたちに。

ただ、これまでは5段ほどの階段を上らなければならず、
年配の方やベビーカーを押したお客様には、ちょっとした負担があったそうです。
また、午後になるとショーケースに西日が差し込み、パンが見えづらくなるという悩みも。

「もっと気軽に立ち寄れるお店にしたい」
「どの時間帯でも、気持ちよくパンを選んでほしい」

そんな想いを受けて、今回私たちは店舗まわりの改修をお手伝いしました。

小さな工夫が、毎日の快適さを変える

新たにスロープと手すりを設け、階段に代わる安全な動線を整備。
その途中には季節の草花を植えて、訪れる人がちょっと嬉しくなるような道のりをつくりました。

また、西日対策としてウッドフェンスを設置。
深い軒も新たに加えたことで、雨の日でもゆっくりとパンを選べるようになりました。

一つひとつは小さな工夫かもしれません。
しかし、そこに暮らす方・訪れる方の視点に立って考えたことで、日々の心地よさや安心感は確かに変わります。それこそが、私たちが大切にしている住まいづくりの考え方です。

ご縁がつながる、喜び。

16年前の土地探しからはじまり、ご家族の暮らしに寄り添い続けてきたご縁。今回こうして、また新たなかたちで関わらせていただけたことを、心からうれしく思います。

これからも、住まいとともに育つ暮らしのお手伝いを続けていきたい。そんな想いをあらためて感じた一日でした。


店舗情報

bakery myy (ベーカリーミィ)

11時~18時 売り切り次第終了

※金曜日はご予約のみで2日前までにご予約をお願いします。

定休日:日・月・祝日

アクセス:つくば市篠崎931-3

TEL:029-895-0137

ブログ:https://b-myy.jugem.jp/

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