守谷市にて構造見学会を開催しました

2024.10.07

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10月5日・6日の2日間にわたり、茨城県守谷市にて構造見学会を開催しました。今回の見学会では、実際に工事中の建物をご覧いただき、完成後には見えなくなる構造部分や木材の材種、柱の太さなどを確認していただきました。

今回の住宅には、建築基準法で定められた3寸5分(約10.5㎝)よりもさらに太い4寸(約12㎝)の柱を採用しており、より強固な構造を実現しています。これにより、地震などの災害に対する耐久性が向上し、住まいの安全性を高めることができます。

また、見学会では多くのご質問をいただきました。その中でも特に関心が高かったのは「防蟻処理」についてです。当社では、化学農薬系の防蟻処理ではなく、人体に優しい天然素材のホウ酸を用いた防蟻処理を採用しております。農薬系の防蟻処理剤の場合は、約5年で揮発し効果が薄れ、再散布が必要となりますが、ホウ酸は鉱物由来で揮発性がなく、施工後も長期間にわたって効果が持続するため、再散布の必要がほとんどありません。また、ホウ酸は空気中に放出されないため、化学物質過敏症の方でも安心して使用できる防蟻処理方法です。ホウ酸の耐久性と安全性により、長期にわたってお住まいをシロアリから守ります。

ホウ酸防蟻処理施工の様子

ホウ酸による防蟻処理の施工の様子は、柴木材店YouTobeチャンネルでもご紹介しています。こちらもご覧ください。

今回は通常の断熱仕様(充填断熱)に加え、外張り付加断熱をしたW断熱の住まいですが、断熱性を高めるためには、断熱材だけでなく、窓もとても重要です。見学会では、窓ガラスの遮熱性能を体感していただくための実験を行い、太陽光がどれだけ遮熱されるかを、実際に触れて感じていただきました。

今回の住宅ではトリプルガラスの窓を採用しており、従来のペアガラスよりもさらに高い断熱性・遮熱性を発揮し、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住環境を提供してくれます。特に、リビングに採用された大型のトリプルガラス窓は、総勢6人で取付を行うほど重量があるにもかかわらず、しっかりとした金物によって開閉がスムーズで、使い勝手も抜群です。住宅の性能だけでなく、日常の利便性にもこだわって設計しております。

今回の構造見学会でご紹介した住宅は、今後、完成見学会を開催予定です。詳細は後日、当社のHPで告知いたしますので、どうぞご期待ください。

<今後の見学会のお知らせ>

次回の見学会は、10月19日(土)・20日(日)に阿見町君島にて26坪の平屋の完成見学会を開催いたします。自然素材にこだわった平屋の住まいを実際にご覧いただける貴重な機会です。予約制となっておりますので、詳細は下記リンクよりご確認ください。

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