2025.02.27
こんにちは設計部の長妻です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はキッチンの設計・デザインについてお話しいたします。
最近の設計では、キッチンは独立した部屋として設けるよりも、くつろぐ場所と食事をする場所を一体としたLDKに配置するケースが主流です。
家族が集まるLDKの中心に位置するキッチンは、住まいの印象を大きく左右する重要な要素。
そのため、私たちはキッチンを単なる調理スペースとして捉えず、まるで造作家具のように空間に調和するデザインを心がけています。
お客様の理想を叶えるため、弊社では3種類のキッチンをご提案しています。
システムキッチン:清掃性や機能性に優れた既製のキッチン。
造作キッチン:大工と建具職人が、素材やサイズ、デザインにこだわって造り上げるオーダーメイドのキッチン。
ハーフユニットキッチン:ユニット化された収納部分に、建具職人が造作した扉を取り付けた、システムキッチンと造作キッチンの良いとこどりをしたキッチン。
中でも特に人気が高いのは、システムキッチンの一列型(シンクと調理器が一列に配置されたタイプ)です。
システムキッチンを家具のように見せるために、キッチンの側面に扉と同じ材種の板を取り付け、ダイニング側には造作収納と一体化したカウンターを設えます。
ダイニング側の扉付き収納には、A4サイズの書類が入る棚や、ティッシュボックスが収まるオープン棚を設置。
特に、ダイニングやリビングからよく見える背面収納は、必ず造作家具としてデザインすることで、空間全体の統一感を高めています。
また、システムキッチンはシンク下にゴミ箱を置くスペースがないことが多いため、背面収納にゴミ箱スペースを確保することも重要なポイントです。
ゴミの分別方法は地域によって異なるため、お客様のニーズに合わせて最適なサイズや数のゴミ箱スペースをご提案いたします。
自然素材を活かした住まいを求めるお客様は、日々の暮らしを丁寧に楽しむことを大切にされているのではないでしょうか。 家族の健康を考えた料理をつくるキッチンが、お気に入りの家具のように美しければ、暮らしはさらに豊かなものになるはずです。
完成見学会やモデルハウスでは、それぞれのキッチンの特徴や魅力を実際に見て、触れて、感じていただけます。 ぜひお気軽にお越しください。