2026.01.09
みなさま、こんにちは。設計の柴です。
新しい住まいでの暮らしを思い浮かべたとき、皆さまはどんなシーンを想像されますか?「広いリビングで子供たちと遊びたい」 「休日はデッキでランチを楽しみたい」そんな楽しい日中のイメージとともに、ぜひ想像してみていただきたいのが、「夜、どんな雰囲気で過ごしたいか」ということです。
一日の終わり、ホッと一息つくその時間の心地よさに、「照明」はそっと、でも深く関わっています。今日はそんな照明計画についてお話しします。

住宅にとって、照明はもちろん「部屋を明るくするもの」です。しかし、それだけではありません。
・空間の雰囲気をつくる
・奥行きや広がりを感じさせる
・家の印象を決める
照明には、このようにインテリアそのものとしての役割も持っています。 ただ明るければ良いというわけではなく、光の選び方一つで、お部屋の印象はガラリと変わります。
*写真のダイニングでは、天井全体を明るくせず、テーブルの上だけにやさしい灯りを落としています。食事の時間が自然と会話中心になるような、落ち着いた明るさを意識しています。
私たち柴木材店が照明計画を行う際、「どれだけ明るくするか」と同じくらい大切にしていることがあります。それは、「どこを落ち着いた明るさにするか」です。家の隅々までを均一に明るくするよりも、 「ここは本を読む場所だから明るく」 「ここは眠る前の場所だから、あえて少し暗く」 というように、場所ごとに光の役割を考えること。そうすることで、ご家族それぞれの生活スタイルや、体内時計のリズムに寄り添うプランへより近づけると考えています。
照明器具自体は、家が完成した後からでも選べる部分ではあります。 しかし、配線や位置、建築化照明(建物に組み込む照明)などは、設計の段階で早めに考えておくことで、できることがぐっと広がります。家づくりを考える際には、照明を「最後に決めるもの」にするのではなく、住まいの雰囲気をつくる大切な要素のひとつとして、少しだけ意識してみてください。照明がもたらす豊かさを最大限に活用して、昼も夜も心地よい住まいをご提案させていただきます。
1月17日(土)・18日(日)には、照明を体感できる「冬の夜を愉しむ、灯りと温もり体感会」を開催します。写真や図面では伝わりにくい「ちょうどいい暗さ」や「くつろぎの距離感」を、実際の住まいで体感していただける機会です。
是非ご来場ください。