木製大開口窓「アイランドプロファイル」取り付け工事レポート

今回の現場では、木製大開口窓「アイランドプロファイル」の取り付け工事を行いました。採用したのは2本引き分けタイプで、高さ2m、総幅6.1m、開口寸法は3ｍ弱に及ぶ迫力ある仕様です。
また、ガラスの総重量は100kgを超えるため、搬入・施工には慎重な作業が求められます。

製作と準備

この窓は特注品のため製作期間は約60日。
施工前には、大工による取付部の補強と造作下地をしっかりと行い、設置に向けた準備をします。

現場搬入と足場調整

搬入時は、窓枠の長さに合わせて足場の一部を解体し、十分な作業スペースを確保しました。。
これにより、大きな枠材の設置や、大型ガラスの安全な搬入が可能になります。

今回の窓枠は全長6m。通常であれば13tトラックで運搬しますが、現場の立地条件により2t車での搬入が必要でした。そのため、現地で枠を組み立てる対応を取りました。

枠の組み立て・設置

現場での枠組み立ては今回が初でしたが、工場で一度仮組を行い、下穴などの加工済みのため、スムーズに作業を進められました。現場での水平・垂直の調整は慎重に行う必要があり、細やかな確認作業が求められます。

ガラス戸の取り付け

設置するガラスは1枚で100kg以上、重いものでは200kgを超える重量級。そのため、吸盤を使って慎重に持ち運び、現場監督4名と大工1名の5名体制で安全に設置を行いました。

無事、木製大開口窓「アイランドプロファイル」の設置が完了しました。

圧巻の開口部は、内と外をつなぎ、心地よい光と風を室内に取り込みます。
施工には多くの工程と職人の技術が必要ですが、その分仕上がりは唯一無二の存在感となりました。