2024.11.16
杉板外壁とは、杉の木から製材した外壁材で、自然な風合いと美しい木目が魅力です。 今回は、杉板を使用した施工方法の一つである「押縁張り」をご紹介します。
上の画像は取り付け前の板に塗装をしている様子です。今回は、酸化鉄や樹皮、ハーブなど天然由来の成分を原料とした粉を水に溶いて杉板に塗っている「ウッドロングエコ仕上」です。
防腐防蟻剤のように薬漬けで腐朽を抑えるのではなく、表面を酸化させて腐朽菌の繁殖を抑えます。天然由来のため、土壌も汚さず、安全性の高い塗料となっています。
最初に幅広の杉板を張り、その板の継ぎ目押縁(おしぶち)とういう幅の狭い板を張っていくことで構成されます。
近年の外壁材は、窯業系のサイディングが主流となりましたが、杉板を使用することは自然な風合いを楽しめるだけでなく、神社仏閣でも使われている通り、環境条件が整えば長寿命の素材でもあります。工業製品は生産終了になると同じものは手に入りませんが、自然素材は一生無くならない素材のため、部分張り替えなどの対応も可能です。
弊社の里山モデルハウスでは、完成から5年が経過した杉板張りの外壁をご覧いただけます。時の経過とともに深まるその魅力を、ぜひ実際にお確かめください。環境にやさしい外壁材にご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。