無垢フローリングのメンテナンスについて

2024.06.22

こんにちは、アフターメンテナンス担当の箱守です。

弊社では、床の仕上げ材に無垢の木材を採用しているお住まいが多く、引き渡し時や定期点検時に、床のメンテナンス方法についてよくご質問をいただきます。ここでは、無垢の床材におけるおすすめのお手入れ方法をご紹介いたします。

無垢床材のお手入れ方法

無垢の床材は、自然塗料であるオスモ・フロアークリアで仕上げています。この塗料は木の質感を生かしつつ、表面に撥水性と防汚性を持たせ、耐久性を高めます。

日常のお手入れ
日常的なお手入れとしては、クイックルワイパー(ドライタイプ)や掃除機を使用するのが効果的です。また、拭き掃除をする場合は、乾いた雑巾か固く絞った雑巾を使用してください。定期的にオスモ・ウォッシュアンドケアーを使用すると、表面の汚れを落とし、さらにきれいに保つことができます。

定期的なお手入れ
定期的なお手入れとして、オスモ・ワックスアンドクリーナーの使用をおすすめします。ウォッシュアンドケアーで汚れを落とした後に使用することで、撥水性も復活します。

キズや凹みの修復方法

無垢の床材は、表面にできたキズや凹みも比較的簡単に修復することができます。

■浅いキズの修復

細かく浅いキズの場合、#120~#150程度の紙やすりを木目に沿って使用すると目立たなくなります。その後、フロアークリアの塗装を行ってください。

■深い凹みの修復

無垢の木材は湿気の多い夏場には膨張し、乾燥する冬場には縮む性質があります。この特性を利用して、深い凹みもある程度修復が可能です。具体的には、その部分に水滴を垂らし、上から布を当ててアイロンをあてると、木材が膨らんで凹みが目立ちにくくなります。

弊社の住まいの床には、杉材や桧材などの比較的柔らかい無垢材を採用されるお客様が多いです。その理由は、これらの木材が夏はさらっとした肌触りで、冬も暖かさを感じられるからです。柔らかい材種の無垢材床では、キズや凹みは避けられませんが、それも家族の歴史の一部と捉えるとよいのではないでしょうか。

住まいの経年変化を楽しみながら、少し手間をかけてメンテナンスすることで、床材を美しく保つことができます。ぜひ、お手入れを楽しんでください。

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