某有名カジュアルショップの店舗計画に携わっているMさんが、
ここつくば市に居を設けたのは2005年の秋。
「筑波山が見えるところに我が家を、という思いが叶ったかは微妙」と笑うMさんですが、
200坪を超える敷地に慎ましやかに佇む平屋の家は、
自然素材の木の家を得意とする柴木材店ならではの仕上がりとなっていました。
仕事柄、デザインにはこだわりたいと考えていたMさんは、当初建築家に設計を依頼することも視野に入れていました。しかし、柴木材店のOBさんの家を何軒か見学させてもらい、「この工務店なら自分たちが建てたい家をカタチにしてくれるに違いない」と確信したといいます。また、柴木材店のホームページに書かれていた「家に対する思い」を読んで、「(家づくりに対して)まっすぐな会社だなあ」と感心したこともあり、柴木材店での家づくりがスタートしました。
大きく暮らせる小さな家にしたかったというMさんの要望もあって、平屋のプランが計画されました。「ベースプランを見てググッと来ました。」(笑)というように、大屋根の下に小さくてものびのびと暮らせるプランが実現できています。低く抑えられた階高、そしてラワンの天井にダウンライトはなく、PHのペンダントがあるだけです。それだけ聞くと暗そうな印象がありますが、「人はあかりに集まるので」というMさんの狙い通り、自然とダイニングにみんなが集まる家になっているそうです。
仕事柄、ものづくりにこだわりのあったMさんは、毎日現場に来ていたのだとか。「夜中に懐中電灯片手に来たこともありました。」と笑うMさんですが、現場での修正も快く受けてくれたことにも感謝しているといいます。家づくりの過程では、左官にもチャレンジされたというMさんですが、実際に住んでみて、「こうしておけばよかったというところはない。」と断言されます。
「いろいろとオーダーは出しましたが、いつも自分の家のように気に掛けて、心配してくれたことがうれしかった。」とMさん。こだわりをカタチにする柴木材店の家づくりがここでも満足のいく住まいを実現していました。