いつの日か山と農を愉しむ住処を持ちたいと願っていた農家育ちのTさん。
雑誌「チルチンびと」で柴木材店の平屋の家を見たとき、
自分がもっているイメージに近いと感じたといいます。
さっそく電話で連絡し、モデルハウスでOMソーラーを体感、
OMのある週末田舎暮らしのための家づくりをスタートさせました。
あえて週末別荘としたのは、わざわざこの地へ来る楽しみと日常へ戻る楽しみの両方を味わいたかったとTさん。朝5時から夕方5時まで野良仕事に勤しみ、里山の再生まで手掛けることで「60歳すぎてからでも筋肉がついたよ」と笑います。
これからの社会、環境を考慮して、自給自足可能な暮らし方をしたいと思っていたTさんが週末暮らしのために探し求めた地は、山、川、畑、田のある場所。畑だけでなく稲作にも取り組み、自給自足を目指したTさんは、「本当にエコな暮らしをしたいのなら、なるべく地表に近い資源を使うことが大切」と語ります。地中奥深くの石油や天然ガスといった長い年月を掛けて生成された資源より、短い期間で再生可能な地表にある森の木や左官材料を使ったほうが、持続可能な社会を形成できるというのはまさに真理です。
夏はOMの涼風採り入れでエアコン入らず、冬は高性能な断熱材による外断熱とOMの床暖房で、朝方でも10℃以下になったことがないといいます。「標高も緯度もこちらのほうが高いのに、都心の自宅のほうが寒い」とTさんは週末田舎暮らしの家の心地よさに大満足の様子です。
あえて二つの場所に居を構えたTさんですが、都会と田舎の生活を繰り返すことで、暮らしや住まいにとって大切なことが理解できるようになるといいます。「生きる」という行為をもう一度見直すためにも、この田舎暮らしの家はTさんにとってかけがえのないものといえるでしょう。