「空間にぴったり納まる造作家具。子供部屋の本棚」

2026.06.19

今回は、オーナー様よりご依頼いただいた造作本棚の製作および設置の様子をご紹介いたします。家づくりだけでなく、毎日使う家具のご相談をいただけることは、私たちにとって大変嬉しいことです。

まずは、実際にお住まいにお伺いして打合せと採寸を行いました。設置予定の場所の寸法を正確に測ることはもちろん、どのような本を収納されるのか、将来的にどのような使い方を想定されているのかなど、オーナー様のご要望を一つひとつ丁寧にお聞きしながらプランを練っていきます。

使用する材料には、明るく優しい木目と滑らかな手触りが特徴のシナ合板を選定いたしました。材料が決まれば、自社の作業場での加工に移ります。大きなシナ合板を、ミリ単位の精度が求められる図面に従って、パネルソーを使用して正確に裁断していきます。作業場に木材の心地よい香りが漂うなか、一枚一枚慎重に切り出していきます。

裁断した部材を現場へ運び入れ、いよいよ大工さんによる組立作業です。現場での手作業によって、ただの板材が徐々に立体的な形を成し、家具として出来上がっていきます。

こうして完成した本棚は、子供部屋に設置させていただきました。今回はあえて2つの独立した本棚として製作しており、将来的に間仕切りとして使用できるように可動式となっています。今は並べて広々と使い、将来お子様が成長された際には、この本棚を移動させて空間の間仕切りとしてもご活用いただける設計です。

既製品の家具も手軽で魅力的ですが、造作家具の最大の長所は、何と言ってもお部屋の空間に合わせたジャストサイズで製作できる点にあります。隙間なくぴったりと納まる美しさと、ご家族の暮らしの変化に柔軟に対応できる機能性を兼ね備えたこの本棚が、年月と共に木肌の色合いを深めながら、長く愛される存在になってくれることを願っております。

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