2026.06.16
こんにちは。柴木材店、箱守です。
マイホームが完成し、新しい生活が始まると「ここに便利な棚が欲しいな」「お庭を素敵にアレンジしたいな」と、DIYのワクワクしたアイデアが膨らむオーナー様も多いのではないでしょうか。
既製品にはない「我が家だけの味」や「家族の思い出」を作れるのが、DIYの素晴らしい魅力です。定期点検の際にお客様が工夫された空間を拝見するのは、私たちスタッフにとっても大きな楽しみの一つです。

しかし、大切なお家だからこそ、メンテナンス担当の目線からお伝えしたい注意点があります。それは、DIYには「自分でやっていいこと」と、お家の寿命を守るために「絶対にプロに任せるべきこと」の明確な境界線があるということです。
まず、初心者の方にもおすすめしたいDIYは、「下地(木材の補強)がある壁への棚やフックの取り付け」です。設計段階で「将来ここに棚を置くかも」と下地を入れておいた場所であれば、お家を傷つけることなく頑丈に固定できます。壁の内側には、910mm間隔で柱があり、その間には間柱と呼ばれる壁の強度と下地の為の部材が入っています。のでこれを狙ってビスを打つとしっかりと留めることができます。(ホームセンターでは下地を探す工具も販売されています)

また、「ウッドデッキの塗装メンテナンス」や「お庭の芝貼り」なども、お家の構造を傷つけずに外観を長くきれいに保つことができるため、ぜひ挑戦していただきたいおすすめの外部DIYです。
一方で、メンテナンス担当として「ここは慎重になってほしい」と思う、手を出してほしくない領域も存在します。その代表例が、「外壁への直接のビス留め(ネジ打ち)」です。特に長めのビスで、透湿防水紙を貫通してしまう場合、そこから雨水が侵入し、目に見えない壁の内部で柱や土台を腐らせてしまう可能性が高まります。最近は台風やゲリラ豪雨も多いため、外部の防水に関わる部分は一度ご相談いただけると安心です。
そのほか、家の骨組みである「柱や梁」を削るような工事や、火災のリスクを伴う「コンセントの増設」などの電気工事(工事には資格が必要です)も、絶対にNGです。
失敗しないDIYのコツは、工具を握る前に、壁の裏の柱を探せる「下地探し」などの便利な道具を用意すること。そして何より、「これ、自分でやっても大丈夫かな?」と少しでも迷ったら、まずは私たちに気軽にご相談いただくことです。
お家は建てて終わりではなく、ご家族と一緒に時間をかけて育てていくものです。「ここにこんな棚をつけたいんだけど」と、スマホで写真を送っていただければ、正しい手順や必要な道具をプロの視点で喜んでアドバイスいたします。安全に楽しく手を加えながら、世界に一つだけのマイホームを一緒に育てていきましょう!