暮らしが変わる!家族が集まる和の空間づくり

2026.10.30

設計の柴です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

暮らしにどこか懐かしさと落ち着きをくれる和室。
最近の家づくりでは、独立した部屋としてつくるよりも、リビングやダイニングから自然につながる「畳コーナー」や「小上がりスペース」を選ばれるご家族がとても増えています。

家族が一番長く過ごす場所に少しだけ畳を取り入れることで、毎日の暮らしがぐっと豊かになります。今回は、私たちがご提案している工夫や事例を交えながら、その魅力をご紹介します。

たとえば、ダイニングのすぐ隣に設けた小上がりの畳コーナーは、家族みんなが自然と集まる特等席になります。キッチンで夕飯の支度をしながらでも、畳の上で遊ぶお子さまや宿題をする姿に目が届くため、忙しい家事の合間にも安心感が生まれます。

少し腰をかけて家族とおしゃべりをしたり、仕事や家事の合間にゴロンと横になって手足を伸ばしたりと、ソファの代わりとしても大活躍してくれます。

段差があることで自然と腰掛けやすく、リビングにいる家族と同じ目線で会話が弾むのも小上がりならではの良さです。

また、リビングの一角に畳を取り入れる際、「部屋が狭く見えたり、圧迫感が出たりしないかな」とご心配される方もいらっしゃいます。

そこで私たちが大切にしているのが、視線の抜けを意識した設計です。

引き戸や障子を採用する場合でも、壁の中にすっきりと納まる引き込み戸にしておけば、普段はフルオープンにしてリビングとひと続きの大空間として広々と使えます。

ご両親やお友達が泊まりに来たときや、小さなお子さまがお昼寝をするときだけサッと扉を閉めれば、あっという間に落ち着く個室に早変わりします。

さらに、畳の上で過ごすときの低い目線に合わせた工夫も欠かせません。

座ったり寝転がったりすると自然と目線が下がるため、その高さに合わせて足元に近い地窓や、お庭をきれいに切り取る窓を配置します。すると、寝転んだ瞬間に視線が外の緑や青空へとすっと抜け、実際の広さ以上の開放感を感じていただけます。

窓から入る柔らかな自然光と、畳の優しい手触りが相まって、時間を忘れてくつろげる居場所になります。

段差を活かした小上がりでも、床続きのフラットな畳スペースでも、ちょっとした設計の工夫次第で暮らしの心地よさは何倍にも広がります。これから家づくりをされる方は、ぜひ日々のくつろぎの場として、畳のある空間を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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